人間ドックの”パイオニア”といわれる聖路加国際病院、人間ドック科元医長の河津晶子先生にお伺いしました。

―睡眠不足が健康に与えるリスクを教えてください

睡眠不足は睡眠負債といわれ、いろんな病気を引き起こす可能性があります。睡眠時間が足りないことで、例えば身体の免疫力が落ちてくると言われています。免疫力を落とす理由のひとつはコルチゾールというストレスホルモンの分泌が増えてしまうことです。このホルモンが増えることで、血糖値やコレステロールが上がったり、代謝系の異常が起きてくることがあります。肥満のリスクも高まります。

睡眠時は交感神経と副交感神経のバランスが変わり、副交感神経の方が優位になりますが、それが出来ないとずっと緊張した状態やストレスがかかった状態が続くので、疲れが取れず、うつ病や精神的な不調を起こしやすくなります。

人間ドック科に入院される方には質問票があり、どんな食事をとっているか、何時に寝て何時に起きる習慣があるのか、運動はどれくらいしているかなどが項目にあり、それらを総合的にみながら説明やアドバイスをしています。

―河津先生の睡眠スタイルについて教えてください

7時間眠ることが一番健康で長寿というデータが出ているので、患者さんには7時間寝ましょうと伝えていますが、私自身は6時間寝られたら良いほうです。寝つきを良くするために、寝る前にブルーライトを浴びないようになるべくスマートフォンやパソコンを見ないとか、カフェインをとらないようにしています。また、体表温度をあたたかくして体内温度を下げると比較的寝つきが良くなると言われているので、寝る前に少し冷たい牛乳を飲んだり、手足を冷やさないようにするなどして気を付けています。

―kokikuの羽毛布団の使用感はいかがですか?

合掛けの羽毛布団を今(6月末頃)も使用しています。以前の羽毛布団はガサッとした感じでしたが、kokikuの布団はそれがまったく無く、ふわっとした感触で軽くてフィット感が全く違いました。お布団に包まれているという安心感があるので気持ちよく寝られます。羽毛の質の違いだけでなく、掛けカバーもそのよさを発揮していて、kokikuのシルクコットンのカバーは触った感じが滑らかでとても気持ちがよかったです。同素材のワンピースはふわふわ軽くて気持ちよく、天女の羽衣みたいですね。極上の眠りにつけそうです。

河津 晶子様

元 聖路加国際病院人間ドック科医長

1968年 東京都生まれ。内科医、元聖路加国際病院人間ドック科医長、病気ではなく病人を診る、全人医療をモットーに25年間総合的な診療を続けている。人間ドックでは、生活習慣病予防のための食事・運動指導の他、ストレスが心身に与える影響に目を向けて受診者の心の声に耳を傾けながら診療に励んでいる。
趣味:油絵、ヨガ、卓球、煎茶道